体長3mを超えるニシキヘビが足首に。
寝込みを大蛇に襲われた男性がとった行動とは…

熱帯性モンスーン気候のタイは爬虫類にとって住み心地もよく、とにかく立派に育つ。ちなみに世界最長のヘビ種とされる「アメニシキヘビ」もタイには多く生息しているのだ。

そんなアメニシキヘビにまつわる出来事が話題となっている。8月21日の夜、中部サムットプラーカーンの警察署に一人の男性が現れた。彼が抱えているのは体長3mはあろうかというアメニシキヘビ。当然のことだが警察署内は騒然となり、男性の事情聴取が始まった。

話によると、同日の夜は早く寝床につきぐっすりと眠っていたところ、突然足首のあたりに激痛を感じて目が覚めたという。彼が自分の足首を見るとなんと大きなヘビが噛みついていて、しかもヘビは彼の全身に巻きついていたのだ。それは間違いなくアメニシキヘビで、毒を持っていないとはいえそのままでいるわけにはいかない。

しかし、大声で助けを求めたものの誰も助けには来なかった。そして彼は仕方なく反撃に出るのだが、それがまた凄い。顔の近くにあったヘビの尻尾を思い切り噛んだのだ。これにはさすがの大蛇も参ったようで巻きつく力を緩めた。ヘビの大敵と言われるマングースさながらの“噛みつき”攻撃が功をなし、体に巻きつくヘビから逃れることに成功。そして、男性はヘビの頭と尻尾を鷲掴みにして警察へ“強制連行”。さっきまでの恐怖が、今度は怒りに変わったわけである。怒り心頭の彼は「寝込みを襲われて死にかけたので、こいつのことを訴えたい」と直訴。

それに困惑した警官はヘビ専門のレスキュー隊を呼んで、男性を治療のために病院へ連れて行ったという。

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