ボディアートとして旅行者などに人気のヘナタトゥー。
2週間ほどで自然に消えるはずだったところが…

ヘナという植物から採取された染料で肌に模様や文字を描いて染色していく「ヘナタトゥー」。一般的なタトゥーのように“彫る”のではないことから痛みがなく、2週間ほどで完全に消えるので人気があるという。今、このヘナタトゥーにまつわる出来事が動画投稿サイトのTikTokで話題になっている。

チョンブリー県に住む女子大生のカレンさん(仮称)は、愛猫の顔を刺青のタトゥーにしたいと親に懇願したところ許可されなかった。そこで彼女は仕方なくヘナタトゥーを手首に描くことに。料金は70Bとかなり安めで、少し不安もあったがとても可愛い仕上がりで当初は満足していた。

ところがその日の夜になると、ヘナタトゥーを描いた部分がかゆくなり始め、3日目になると皮膚が赤くなって水ぶくれに。医師から薬をもらって塗ったもののなかなか炎症は治まらなかった。可愛かった愛猫の顔も、なんだかただれたように腫れて膨れ上がり、とんでもなくグロテスクな猫に。

ある皮膚科の医師によると、ヘナにアレルギー反応を起こす人がいて、店によっては刺激の強い化学染料を混ぜるところもあるという。だから、初めてヘナタトゥーを描く場合は小さな柄で試してみて、2日間ほど様子を見てから好きなデザインを描くように推奨している。

薬を塗り始めて1週間後にやっと腫れが引いたカレンさん。「悪夢のような1週間。タトゥーはもうこりごり」と言っているが、傷跡のようなものが残ってしまった。「なんだかんだ最初に入れたかった、生涯残る刺青のタトゥーができちゃった」と皮肉を込めて語っている。

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