毎年旧暦の10月(今年は9月30日〜10月14日)、タイ南部では先祖の霊を慰めるための伝統行事「十月祭(太陰月祭)」が行われます。「カノム・ポーン(おこげ)」や「カノム・コン(輪っか状の菓子)」などのお菓子や米などのお供え物を用意し、「マップラッブ」とよばれるお膳に乗せて寺院へ奉納するのが一般的だそう。
ハイライトは大行列パレード
地域によって様々ですが、なかでもナコーンシータマラート県では盛大かつ独特な雰囲気で行われるため、知名度の高い十月祭として知られています。見どころは何といっても最終日の大パレード。幽霊に扮した人々が行列をなして、寺院(ワット・プラマハタートなど)まで練り歩きます。
その際、人々がお供え物を奪い取るように食べる(タイ語ではシンプレートと呼ぶ)一幕が祭りを盛り上げます。諸説ありますがお供え物には「徳」があり、(お供え物を)食べることで「徳」が先祖へ送られると信じられているそうです。
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