ロティサイマイは、薄いクレープ生地(ロティ)に、パームシュガーで作った細い糸状の綿菓子(サイマイ)を包んで食べるアユタヤの伝統菓子。普通の綿菓子とちがい、パームシュガーのサクサク感が特徴で、口の中で溶けるとねっとりした食感が楽しめます。
起源は諸説ありますが、ペルシャやインドの文化からタイのイスラム教徒コミュニティに広まったとされています。当時は薄いクレープ生地の代わりに「ナン」が使われていましたが、アユタヤ在住のイスラム教徒サレム・セーンアルン(バンピア)氏が小麦粉で作ったクレープ生地を使ったことで、現在の形が確立しました。
ミシュランを獲得する名店
アユタヤ各地にロティサイマイのお店がありますが、なかでも元祖ともいわれている「ロティサイマイ・アビーディン プラノーム セーンアルン」は超人気店。2022年版ミシュランガイドのビブグルマンにも登録され、バンピア氏のお店としても知られています。1969年の創業以来、世代交代しながら現在まで続いています。
ロティサイマイ・アビーディン プラノーム セーンアルン(Google maps)
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