一年の豊作を祈願するタイの農耕祭「ワン・プート・モンコン」。「田植えの時期を告げること」と「作物の出来を占うこと」を目的とした伝統行事で、祭りの日取りはタイ占星術によって決められます(今年は5月10日)。また、この日は「農家の日」として制定されており、国民に農業の大切さを広めるとともに、農家に対する感謝を表す大切な日でもあります。
2頭の牛が作物を選ぶ
当日は王宮前広場(サナームルアン)で儀式が行われ、国王と王妃も参列します。バラモン教の儀式がインドからタイに伝わったということもあり聖牛に見立てた2頭の牛が登場。牛の前にはお米、トウモロコシ、豆、ゴマ、お酒、水、草の7つが並べられ、それぞれの牛が最初に食べたもので今年の作物の出来が占われます。
ちなみに昨年は「お酒」と「草」を食べ、「お米、果物、肉類が豊作で貿易が盛んになる」という結果に。果たして今年は何が選ばれるのでしょうか?。
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