2024年7月27日、ユネスコ(国連教育科学文化機関)によりタイ8つ目の世界遺産に登録された「プー・プラバート歴史公園」。文化遺産としては5つ目、バンチェン遺跡に続きウドーンターニー県からは2つ目の世界遺産です。同公園はウドーンターニー県バンプウ市の保護森林区域に位置し、敷地面積は約5.86㎢。名称のプーは「山」、プラバートは「(仏陀の)聖なる足跡」を意味し、遺跡の周囲は森に囲まれています。2500〜3000年前の先史時代の壁画のほか、仏教の聖なる地域を示す「セーマ石」というドヴァーラヴァティー時代の彫刻が数多く残ります。また、仏教の儀式の場として使われていたそう。
遺跡のシンボルはキノコ型の奇岩
遺跡の最大の見どころは、「ホー・ナーン・ウサー(ウサー姫の塔)」と呼ばれる白亜紀からの侵食作用によって形成されたキノコ型の奇岩。その昔、ウサーという名の国の姫がいましたが、あまりの美しさに父親である王様が姫を岩の塔に閉じ込めてしまったことから、その名が付けられたそうです。
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