日本人ファイナンシャルプランナー(FP)が多数在籍。 帰国後も安心サポートの「Insurance 110」(インシュランス・ワンテン)に多く寄せられている疑問や、皆さんが知りたいであろう情報を載せていきますので、是非ご覧ください。

お金の感覚とインフレ

伊奈さん

こんにちは、 Insurance110の伊奈です。
お盆はどうお過ごしでしたか?
中には日本に一時帰国された方も多いのではないでしょうか。私も久しぶりに日本の友人と話し、「NISAはやっておいたほうがいいのかな?」と聞かれ、日本国内でも投資に対する考え方が変わってきたと感じました。

日本の金融資産の現状

2020年12月末時点で、日本の個人金融資産は約1900兆円、そのうち現預金は1056兆円で、現預金比率は52%です。これは欧州の35%、米国の13%と比較して非常に高い数値です。一方、株や投資信託の比率は米国が47%、欧州が25%に対して、日本は16%にとどまっています。このデータからも、日本人がいかに投資に対して消極的であるかがわかります。

投資に対する日本人の考え方
日本では学校や家庭でお金に関する教育がほとんど行われておらず、投資に対する知識が不足しています。また、以前は日本国内でも金利が高かったため、リスクを取らなくてもお金が増えました。さらに、バブル崩壊で痛い目を見た人の話などから、投資は怖いと感じる人も多いようです。また、昔の日本では公的年金制度が充実していたため、個人での資産運用の必要性も低かったことも要因ですね。背景には日本は長らくデフレが続いていたので“額面”としての数字が減らなければ特に問題になることもなかったのでしょうね。

海外の投資文化
一方、欧米では投資が一般的であり、資産を増やすためには積極的に投資を行うべきだという考え方が根付いています。例えば、アメリカでは株式や投資信託への投資が一般的であり、現預金の比率は非常に低いです。これは、教育や文化の違いによる違いもありますが、基本的には資本主義経済ではインフレが当たり前なのでただ預金に預けていたのではその価値は目減りしていくという感覚もあるのでしょう。

若い世代の変化
しかし、最近は若い世代を中心に投資に対する関心が高まりつつあります。インターネットやSNSを通じて投資に関する情報が手軽に入手できるようになったことや、日本の将来に不安を感じ、自分たちの老後は自分でどうにかしないといけないという考えが強まっていることが背景にあります。

日本に一時帰国していた人の話を聞くと日本でも多少物価は上がっているとのことでした。また、将来的に円安になることで輸入価格が上がりさらに物価は上がることでしょう。ただ銀行に預けているのでは資産価値が目減りする時代に入ってきています。資産を守るためにも適切な場所に置いておくことが重要です。
\海外で自分年金作り/

伊奈さん ファイナンシャルプランナー
タイ在住13年

■趣味■
バトミントン テニス ウエイクボード 将棋 タイ語 釣り その他10種以上

■得意分野■
海外駐在員の個人資産運用、医療保険、火災保険、ゴルファー保険の個人向け保険 保険全般幅広い知識からのワイドサポート タイの病院選びサポートなど

■経歴■
日本大手店舗内装会社に勤務16年(47都道府県全てにshop作り) タイで農業6年(イチゴや日本の野菜10種以上)
現在保険金融業8年 タイに居ながら色んな保険を比較検討しお客様にご紹介しています。 お客様サポートNO1を目指し、より人生を長く幸せに暮らしてもらう為に日々取り組んでおります。

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