タイでは毎年雨季の後半9月〜10月にかけて洪水被害のリスクが高まります。特にタイ経済に大きな影響を与えた災害としてあげられるのが「2011年タイ洪水」です。バンコク都内を含む600万ヘクタール以上が浸水し、タイ史上最も深刻な自然災害の一つだといわれています。
局地的な雨による冠水とは異なり、北部で降った雨が主要河川となるチャオプラヤー川へ流れこむ際、上流から下流に流れこみ河川が増水しバンコク都を含む下流域に水害を及ぼしたと言われています。
水害リスクへの備え
タイ農業省潅漑局によると、9月3日時点でチャオプラヤー川の流水量は中部ナコーンサワン県で毎秒1547㎥(2011年同時期対比で毎秒2284㎡)、チャイナート県では毎秒1449㎡と上昇傾向にあり、下流域に位置するバンコクを含む11都県で洪水リスクが高まっていると発表しています。洪水や土砂崩れなどの災害に備え最新の情報収集を心がけましょう。
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