暗い夜道を1人で歩く少女をレスキュー隊が発見
女の子が向かっていた先とは…

©サイアムブリーラムレスキュー隊

子どもの頃に遠足や旅行の前日にワクワクして「眠れない!」という経験をしたことは、誰しも一度くらいあるもの。
今回はそんな遠足前夜にまつわるほっこりする話。

舞台は東北部ブリーラム県ナーローン市のとある田舎。
9月9日午後9時頃、暗い夜道を学校の制服を着た女の子が1人で歩いていた。

その姿を偶然見かけた市民は女の子が事件に巻き込まれることを心配し、地元の警察とレスキュー隊に連絡したという。
駆けつけたレスキュー隊らは女の子に話を聞いてみると、「明日は学校の遠足で寝坊して遅刻するのが怖かった」と話し、今夜は家から3kmほど離れた学校で寝泊まりしようとしていたのだとのこと。

遠足ではスリン県の象キャンプにも行く予定で「象を見るのが一番楽しみ」で一睡もできなかったと話し、持っていたバッグの中にはお菓子や牛乳などが入っていたそう。

その後、レスキュー隊が女の子を無事に自宅まで届けたのだが、出迎えた母親は娘を見るとびっくり仰天。

明日の遠足のために早めに寝かせたが、まさか娘が家を抜け出しているとは思いも寄らず、「まったく気づかなかった」と話している。

翌日の遠足には無事に参加できたそうで、後日女の子のもとを訪れたレスキュー隊に「大きい象も小さい象も見ることができて、とても楽しかった」と思い出を語ったそうだ。

大人になると忙しさで毎日があっという間に過ぎ去ってしまうが、この少女のような純粋無垢な心を思い出して、たまには童心にかえるのも悪くないものだ。

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