タイの精霊(ピー)信仰とは?

©Paetongtarn Shinawatra@IG

タイでは先祖の霊や幽霊、悪霊などの総称を「ピー」と呼び、旧暦の10月になると、全国各地で亡くなった先祖の霊を慰めるお祭りが行われます。

人口の90%以上は仏教徒が多数を占めるタイですが、ヒンドゥー教由来の精霊や神、地母神などの精霊信仰も根強く残り、タイ文化とは切っても切り離せない存在となっています。

家や建物の守護神を祀る祠や、木霊が宿るとして布が巻かれた神木などがピー信仰の象徴として挙げられます。

「魂」を迎えにいく儀式

タイの東北部では、身内が事故で亡くなった場合や家族が事故に遭遇した場合、事故現場に家族が出向き、現場に落ちた魂を迎えに行く「ソンクワン」という儀式があります。

ソンクワンでは網に食べ物を入れて魂(クワン)をすくい、事故にあった本人に食べ物を食べさせることで魂が戻り災いを払ったり、事故現場で亡くなった魂を家族の元に返すという意味があるそうです。

儀式の動画はこちら
อุบัติเหตุและการส่อนขวัญความเชื่อของคนอีสาน
動画の再生時間:11分43秒
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