近年タイ人は日系企業へ就職しないことがニュースで度々取り上げられています。一方、国際交流基金The Japan Foundation(JF)の発表によると、2021年の調査では東南アジアにおいてタイの日本語学習者は約18万人と推定されました。
2018年の調査と比べると微減するもののほぼ横ばいとの結果から、タイ人の日本語を学ぶ人数の推移に変化は無いものの「日系企業への就職を選ばない」という傾向にあることが伺えます。主な理由として、キャリアパスが不透明、成長性を感じない、給与面の低さなどが上げられるようです。
人気就職先の特徴
タイ人に人気の就職先で特徴の1つとして福利厚生の充実度があげられます。タイのコンサル会社Work Ventureが2024年に発表した人気就職企業調査TOP10の発表によると、7位のTOYOTAを含む外資系企業は5社で、タイの大企業5社がランクインしました。
人気の背景には通勤ストレスを減らすため、どこでも仕事ができる制度WFA(Work From Anywhere)の導入や、家族を含む健康保険手当など、健康に関する福利厚生が手厚い企業が人気となっています。
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