利用客から苦情が殺到している米フードチェーン店「サブウェイ」
運営会社が謝罪するも様々な疑問が飛び交っている…

©Subway Thailand

昨今、原材料の価格高騰や人員削減などを受け、飲食店の品質やクオリティの低下は珍しいことではなくなってきている。そんな中、米国発の大手ファーストフードチェーン店「サブウェイ」である“騒動”が勃発し、話題を集めている。

事の発端はサブウェイ利用客がSNSに書き込んだ「最近のサブウェイは品質が落ちた」という投稿。消費者の間ではよくある内容だが、この投稿に賛同する声が相次ぎ、「野菜の種類が足りない」「サンドを包む包装紙のインクがサンドに付着していた」などの苦情の声が続々と上がり、今回の騒動に発展したという。

これを受け、タイのサブウェイを運営するゴー・ラック社がFacebook上で声明を発表。「苦情が寄せられた店舗はサブウェイの正規店ではない」とし、契約が終了したものの、無断で事業を継続している非正規店舗が起こした問題だと謝罪した。さらに、正式なフランチャイズ店舗51店と、契約が終了した店舗105店のリストも公開し、消費者に注意を呼びかけた。

しかし、現在もこの非正規店舗は通常通り営業を続けているという。運営は「正式な店舗にはフランチャイズ承認のシール(Authorized Franchisee)が貼ってある」と公表し、利用するかどうかは客側に委ねられる始末。このような事態を放置している運営側に対し、「ブランドが傷つくのに、なぜ非公式店舗を放置しているのか」といった至極まっとうな声も上がっている。

法的措置も行われているというが、事件の解決にはまだ当分の時間がかかるとみられている。消費者も納得する形で終結することを願うほかない。

 

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