タイ発祥エナジードリンク
レッドブルとは?

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世界160カ国以上で販売され、トップシェアを誇るレッドブル。元々は中華系タイ人の実業家チャリアオ・ユーウィッタヤー氏が1976年から農村部を中心とした労働者向けに発売され人気を得ていた栄養ドリンク「クラティンデーン」がレッドブルの元祖。

「クラティン」はタイ語でアジア圏に生息する野生の牛、「デーン」は赤色を意味しています。1984年にオーストリア人の起業家と共に「レッドブル」を共同設立したことをきっかけに世界中で販売されるようになりました。

ユーウィッタヤー一族は2023年時点で、総資産は270億米ドルあり、タイ屈指の富豪としても知られています。

創業者の孫によるひき逃げ事件

2012年9月3日、チャリアオ氏の孫にあたるウォラユット・ユーウィッタヤー氏が、早朝に高級外車で暴走し、バイクで走行中の警察官をひき逃げし死亡させた事件がありました。

使用人を身代わりで出頭させたり、上階級の警察官らが見返りを求めて隠蔽や、時速177kmで走行していた車を79kmであったと改ざんするなどタイの社会問題に発展。最近では、速度改ざんの罪に関わった警官や検事8人の汚職が起訴されています。

ウォラユット容疑者ですが、当初5つの容疑がかけられていましたが、証拠不十分や不起訴で時効を迎えるなどし、現在は「過失運転致死傷罪」の容疑のみ残っており、2027年には時効を迎えるようです。

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