独自の文化を築く
タイの華僑文化

©wikipedia

タイの華僑文化はタイ文化に深く根付き、中国本土には無い独自の文化を築いています。特に象徴的なのは、プーケットの中華系コミュニティから発祥したとされているタイの菜食週間キンジェー。1830年あたりにプーケット島で疫病が流行りたくさんの人が亡くなりましたが、精進料理を食べている中華系移民の家族だけは全員病にかからなかったとの理由から菜食週間が全土に広まりました。その他にも、理由は諸説ありますが観音菩薩を信仰していることを理由に牛肉を食さない文化を持つタイ人もいます。

中国様式を取り入れた仏教寺院

タイの仏教寺院と中国の建築様式を組み合わせた寺院として有名なのがラマ3世が眠る「ワット・ラーチャオーラサーラーム寺院」。ラマ3世が中国との友好関係に力をいれていたことから「プララーチャニヨム建築」(直訳:王好みの建築)が確立しました。タイ寺院建築の特徴ともいえる屋根の先端の装飾はなく、中華様式の彫り物が施された寺院に黄金と輝く仏像が鎮座する姿は他の寺院では味わえない魅力のある寺院です。

皆様からの質問をメールで受け付けております。件名に「おしえてタイランド」と明記し、info@wisebk.comまでお送りください。頂いたご質問を精査し、本コーナーで解説いたします。個別にはお答えいたしません、ご了承ください。

この記事をSNSでシェア!

一番上へ戻る