©APO Society – Thailand
ラマ9世の誕生日(12月5日)は「タイの父の日」、逝去日(10月13日)は「ラマ9世記念日」とされどちらもタイの祝日です。在位期間は70年4ヵ月で、ルイ14世とエリザベス2世に続き世界で3番目に長い在位期間。「王室プロジェクト」と呼ばれる農業を始めとする地方経済の発展に貢献し国民からも敬愛される国王。
人口雨の導入、土壌酸性化対策計画、貯水池の増設など1000以上のプロジェクトに関わっていたとされています。1997年のバーツ安に見舞われたアジア通貨危機では、持続可能な経済成長を目指す「セタキット・ポーピィアン(充足経済)」いわゆる「足るを知る経済」の経済思想の父とも称されタイ人の経済行動に影響を与えました。
語り継がれるエピソード
タイ国民の間で広く伝えられているプミポン国王のエピソードとして、家臣が使い終わった歯磨き粉を捨てようとしたが「まだ使える」と家臣に注意し、最後の一滴まで絞って使っていたと言われています。
国王が使っていたとされる歯磨き粉は、「王でさえ物を無駄にしない」という教訓として、現在もチュラーロンコーン大学歯科医学部に保管されています。
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