仲良し夫婦、おしどり夫婦なんて言葉があるが、夫婦円満でいることはそう簡単にはいかないもの。どうしたって他人なのだから、うまく行かず別れてしまうことだってある。
ましてや20年も離れて暮らしていたら心も離れてしまいそうだが、そんな長すぎる歳月を乗り越えたある夫婦の話が話題となっている。
家族のために単身で20年も韓国で働いていた、東北部ブリーラム県出身の男性。諸々の事情が重なり、なかなかタイに帰省できず、ああだこうだしているうちになんと20年もの月日が流れてしまったという。兎にも角にも、今年こそは家族とタイで新年を迎えようと、男性は家族に内緒で仕事を辞めて、ついにタイへ帰ることを決意。20年ぶりにタイの地に足を踏み入れることとなったのだ。
その頃、男性の妻や子どもたちは夫がタイに戻ってきているとはつゆ知らず、新年祝いの準備に励んでいた。「どうせ夫は今年も帰ってこないだろう」と思っていたその時、なんと目の前に夫が現れたのだ。まさかの出来事に一同衝撃を受けるも、サプライズは大成功。その後、夫婦は20年ぶりの再会を記念し、「愛を再確認」するための結婚式を行ったという。
妻によると、夫婦円満の秘訣は「毎日欠かさず連絡をとる」ことだそう。夫は出稼ぎのため韓国で働き出してからも頻繁に手紙を送り、スマホが普及し始めてからは毎日ビデオ通話してコミュニケーションを取っており、直接会えなくても夫婦円満に過ごすことができたと話している。
どんなに離れていても、「夫婦愛」には勝てないようだ。