万能果実「タマリンド」

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タイ語で「マカーム」と呼ばれるタマリンドは、アフリカの熱帯地方が原産のマメ科の植物。タイやインドでは定番のフルーツとして親しまれ、硬いさやの中には種と、ねっとりとした食感の甘酸っぱい果肉が入っています。

タマリンドの果肉にはビタミンC、ビタミンA、カルシウム、食物繊維などが豊富に含まれており、整腸作用や便秘解消に効果があると知られています。また、甘い実(マカーム・ワーン)と酸っぱい実(マカーム・プリアオ)の2種類あり、甘い方はそのまま食べることができます。一方、酸っぱい実の方は非常に酸味が強いため、料理に使われることが多いです。

色々な使い方ができる優れた果実

タマリンドはそのまま食べるのはもちろん、ジュースやお菓子、ペースト状にした「マカームピアック」という調味料などにも使われています。
マカームピアックは独特な酸味や風味があり、隠し味としてカレーやスープに加えることも多く、タイの麺料理「パッタイ」を作る際にも欠かせません。また、果肉だけでなく、タマリンドの若葉(束になっている小さい葉)もスープ料理に使われます。

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