三角関係のもつれから入水自殺を図った男女3人
だが、ある理由によって自殺は未遂に終わることに…

©ラヨーン県レスキュー隊

雨がほとんど降らず、晴れた日が多くなることからタイでは一番過ごしやすいとされる乾季。特に今年はラニーニャ現象の影響で気温が低く、都市部に比べ北部や東北部の一部地域ではさらに冷え込み、凍死事件なども起きている。ところがその寒さのおかげで命が救われた(!?)というなんともおかしな出来事があった。

現場となったのは東部ラヨーン県レームチャルーンビーチ。時刻は深夜1時をまわったころ、ある住民が1台の無人の車がビーチに止まっているのを発見。不審に思った住民は「入水自殺かもしれない」と通報し、レスキュー隊が現場に駆けつけたという。

人がいるのではないかと現場付近を捜索していると、全身ずぶ濡れ状態で震えている男女3人を発見。話を聞いてみると、どうやら3人は三角関係のもつれから車内で口論となり、折り合いがつかなかったため「車で海に飛び込んで3人で心中」するつもりだったらしい。

その後、車でビーチまでやって来たが思わぬトラブルに遭遇する。車のタイヤが砂にはまってしまい前に進めなくなってしまったので、仕方なく自らの足で入水しようと決意。真夜中の海の中に飛び込んだものの、あまりの冷たさに耐えられなかったといい、心中は断念し、3人は岸まで泳いで戻るという結末を迎えたのだった。念のため病院へ搬送されたが、命に別状はなかったとのこと。

なにはともあれ“未遂”で終わった心中騒動。その後、3人がどうなったのかはわかっていないが、別の方法で三角関係が解決することを願っている。

 

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