祈りを捧げるという行為は、信心深いタイの人々の生活の中に自然に根付いています。街中には至るところに寺院や祠が点在し、立ち止まってワイ(合掌)をしたり、お祈りする姿をよく見かけます。なかでも、バンコクでよく知られているのが、グランドハイアット・エラワン・ホテル前にある「エラワン廟(プラ・プロム)」。
祀られている神はヒンドゥー教の創造神「ブラフマー神」。エラワン廟のブラフマー神は4つの顔と4つの腕を持ち、境内に入ってすぐ手前の顔から右回りに参拝し、「仕事・勉強」「土地・財産」「人間関係・健康」「幸運・金運」という順で各顔にご利益があるといわれています。
エラワン廟で起きた爆破テロ事件
2015年8月17日、エラワン廟でタイ人・外国人あわせて20人が死亡、120人以上が負傷する爆破テロ事件が発生しました。爆発が起きた当時は午後7時頃だったこともあり参拝客も多く訪れており、被害も大きかったという。
その後、事件の容疑者らは逮捕されましたが、爆発を起こした動機や目的については分かっていません。事件の後、エラワン廟は一時的に閉鎖されていましたが、2日後の8月19日には再開。現在も多くの人に愛され続けています。
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