タイでは電話やLINEを使った特殊詐欺が横行し、大きな社会問題となっています。
特殊詐欺といっても手口は様々で、振り込め詐欺やロマンス詐欺、投資詐欺などが多く、タイ人だけでなく日本人にも被害が及んでいます。最近では警察や政府関係者などを装いAI音声「ロボコール」や、ディープフェイク(偽動画や偽音声)を使った電話詐欺が多発しており、今年1月にはタイのペートンタン首相も外国の首脳の声を模した偽電話を受け、危うく詐欺の被害に遭うところだったと明かしています。
オンライン詐欺だけで25万件の被害
タイ警察が発表した2023年度のオンライン詐欺による被害件数はおよそ25万件、被害額は320億B以上。最も多かったのは、偽物の商品が届くなどの「通販詐欺」が7万5000件で、次いで「振り込め詐欺」、「コールセンター詐欺」など。
特に近年はより巧妙な手口で詐欺と気づかず被害に遭ってしまうケースも多いため、知らない番号からの電話には出ない、怪しいURLにむやみにアクセスしないなどの自己防衛が大切です。
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