タイの花飾り「マーライ」って？

タイの街中でよく見かけるタイの花飾り「マーライ（プアン・マーライ）」。

プアンはタイ語で「紐・束」、マーライは「花輪」を意味し、お供えものや結婚式のお祝い、母の日や父の日、目上の人へのプレゼント、車内に飾るお守りとしてなどタイでは欠かせない飾り物です。

スコータイ時代から「花を加工した贈り物」が文化として存在していましたが、現在の形として確立したのはラマ5世の時代（明治時代初期）からだといわれています。

マーライの形や使われる花はさまざま

マーライは主にジャスミン、千寿菊（センジュギク）、蘭、バラ、千日紅（センニチコウ）、カイガンタバコなどの花を使って作られることが多く、特にジャスミンはタイの母の日を象徴する花なので、母の日にはジャスミンのマーライを贈ります。

また、色や形、大きさに決まりはなく、アレンジも様々。一般的な形は丸い花輪の部分から房（タイ語でウバ）のようなものが垂れ下がっているマーライが定番。タイらしいユニークなものだと、紙幣で作ったマーライなどもあります。