タイの歯科事情

タイでは虫歯罹患者の数が非常に多く、治療を必要とする人が多いですが、日本のような健康保険制度はないため、歯科医院で治療を受けるにも経済的負担が多いのが現状。都市部のバンコクではかなり改善されてきていますが、地方では格差の問題に加えて歯科医師が不足していることから、十分な治療を受けることができず、重症化してしまう人も多いという。

2017年の保健局の調査では、タイ全国の子どもの50%以上が虫歯を患っており(未治療)、成人の60%以上が歯肉炎を患っていることが分かっています。

歯列矯正の需要が高まる一方で矯正医師の数が不足

一方で歯列矯正は日本や諸外国に比べて安価で受けられることから、年間約10万人が利用するともいわれています。矯正の場合は店舗と矯正方法にもよりますが、もっとも安い矯正だと1万9千〜2万B、日本でも知られているインビザライン矯正でも12〜13万Bほど。アメリカの場合だとこの値段の3〜4倍以上はかかるそうなので、タイの矯正費用は安いといえます。
しかし、歯列矯正の需要が高まる反面、矯正医師の人数が十分ではないことが分かっており、矯正に関するトラブルが問題になっています。

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