タイに伝わる迷信・言い伝え

タイには古くから伝わる迷信や言い伝えがたくさんあります。縁起が良いものから不吉なものまで様々ですが、特によく知られているのが、「虹を指でさしてはいけない」という言い伝え。
タイでは虹は神聖なものであるとされることから、指でさすことは神への冒涜や不敬にあたると考えられています。また、虹を見た子どもがはしゃいで指を突き出し、周囲の人の目や顔を傷つけないようにというしつけの意味合いもあるのだそう。

子どもに関係する怖い言い伝え

タイには子どもに関する言い伝えもたくさんあります。たとえば、大人の言うことを聞いてくれない子どもに対して「トッケイに肝臓を食べられるぞ」と言うそうです。
トッケイというのはタイに生息する巨大ヤモリで、淡い青色の体に赤い斑点があるという、少々不気味な見た目をしています。夜になると「トッケイ、トッケイ」と大きな鳴き声をあげることから、「早く寝ないとトッケイが(肝臓)を食べにくるぞ」と、子どもを寝かしつける際に用いられるそう。

縁起の良い言い伝え
・バージンの女性がレモングラスの茎と葉を逆さまに地面へ刺すとその日は晴れる

・独身女性がヘビに巻き上げられる夢を見ると、運命の相手がすぐに見つかる

縁起の悪い言い伝え

・「夜に口笛を吹いてはいけない」
夜中になると魔界へと続く門が開き、口笛を吹くことによって悪霊を呼び寄せてしまうから

・「妊婦がお葬式に行ってはいけない」
お腹の子に悪霊が取り憑く、いたずらされるから

・メンフクロウ(フクロウの一種)が家の屋根に止まったら、その家に不幸が訪れる。

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