映画に登場する殺人鬼に扮した強盗犯
金行強盗を目論んだ男の哀れな結末とは…

©警察ラジオ

警察の捜査網や仕掛けをくぐり抜け、大胆不敵に大金やお宝を盗む強盗。映画やドラマの中では華麗に成功をおさめるが、現実はそうはいかないもの。

そんな華麗な強盗に憧れた(!?)ある男による間抜けな珍事件が発生した。

強盗のターゲットとなったのは、チェンマイ県にある某ショッピングセンター内の金行(ゴールドショップ)。犯人の男は、米ホラー映画「スクリーム」に登場する殺人鬼・ゴーストフェイスに扮して登場。

完全に閉店するまでトイレの中に身を隠し、閉店後に強盗しようと目論んでおり、館内全体がクローズしたところで「華麗に強盗を!」と事に及ぼうとしたのだが、思ってもみない状況に遭遇してしまう。

なんと、金行の商品は閉店時には金庫に保管されてしまうため、計画がおじゃんになってしまったのだ。さらにこの男には災難が降りかかる。店のシャッターがなぜか内側から開けることができず、あろうことか中に閉じ込められるという始末。

防犯カメラにはその様子がバッチリ映っており、「閉じ込められた強盗犯」と言わんばかりのお粗末さ。結局、開かずのシャッターをどうこうする余裕もなくひと晩を明かし、翌朝出勤してきた店の従業員の通報により御用となった。

逮捕された犯人は21歳の若者。金行強盗を企てた理由は「学費のため」だったと話す。映画のような“華麗な強盗”を想像していたのなら、なんとも間抜けすぎる結末だ。

もし映画だったら、この後にどんでん返しが起こっていたかもしれないが、現実はそう上手くいくものではない。しっかり反省して、人生をやり直すのが懸命である。

 

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