【インドネシア】9月のインフレ率1.42%、7カ月ぶりに加速

【亜州ビジネス編集部】

インドネシア中央統計局は1日、2020年9月の消費者物価指数(CPI)が103.93(18年=100)となり、前年同月比で1.42%上昇したと発表した。上昇率は前月の1.32%を上回り、7カ月ぶりに加速した。

上昇率は11部門中9部門でプラスだった。最も伸びたのはパーソナルケア・その他サービスで6.97%となり、8月の7.47%を下回った。次いで伸びが高かった健康は3.24%で、前月の3.65%を下回った。一方、食品・飲料・たばこは1.78%で、前月の0.79%から加速した。マイナスとなったのは運輸と情報・通信・金融サービスで、それぞれマイナス0.72%とマイナス0.42%だった。

CPIは前月比で0.05%のマイナスで、前月と同じ下げ幅だった。部門別では11部門のうち4部門がマイナス。最も落ち込んだのは食品・飲料・たばこのマイナス0.37%だった。一方、最も伸びたのは教育で0.62%。これにパーソナルケア・その他サービスが0.25%で続いた。

19年のインフレ率は2.72%で、1999年以来20年ぶりの低水準だった。


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