【亜州ビジネス編集部】
中国自動車最大手の上海汽車集団傘下で「MG」車を販売するMGセールス・タイランドは、今月末に初のプラグインハイブリッド(PHV)車を発売すると発表した。欧州メーカー以外のPHVは国内初になるという。ターンセタキットなどが伝えた。
スポーツ多目的車(SUV)「HS」のPHV版で、海外では「eHS」の名称で販売されている。28日に開幕する自動車展示会「ファストオートショー・タイランド(FAST)2020」に出展する。
同社の親会社でMG車を生産するSAICモーター―CPは、PHV生産事業で投資委員会(BOI)の認可を受けている。上海汽車はタイを右ハンドル車の生産拠点として、豪州や南アフリカなどに輸出したい考え。
MGセールスの20年1〜8月の販売台数は前年同期比4.7%減の1万5959台。うちSUVは3557台だった。SUVの電気自動車(EV)も販売している。