【亜州ビジネス編集部】
商務省貿易局は5日、電気・電子機器廃棄物428種類の輸入を禁止する省令が9月15日に発効したと発表した。同廃棄物の効率的な管理や適正な処理・再資源化を奨励し、循環型経済を促進するという。同日付クルンテープ・トゥラキットなどが伝えた。
428種類には、コンデンサーや電池、水銀スイッチ、ブラウン管ガラスカレット、鉛などが含まれる。違反者には最高で10年の禁固と製品価格の5倍の罰金が科される。
数年前に中国政府が廃棄物の輸入規制を打ち出したことで、タイへの流入量が増加したことが背景にある。
これまではリサイクル目的などに限って輸入を認めていたが、不適切に処分される問題が起きていた。