【亜州ビジネス編集部】
国産ブランド車メーカーのビンファストは、2020年9月の新車販売台数が3626台で、過去最高を記録したと発表した。
車種別では、廉価モデルのハッチバック「ファディル」が1515台で最多。Aセグメントでは販売トップだったとしている。高級セダン「Lux A2.0」は804台、スポーツ多目的車（SUV）「Lux SA2.0」は1307台だった。
ビンファストは10月の販売を伸ばすため、自動車登録料を無料とする販促キャンペーンを同月6〜31日に実施。
国産車の自動車登録料については、新型コロナウイルス禍からの回復を後押しする政府が年末まで半額にしており、ビンファストは半額となった登録料を負担する。
ビンファストはコングロマリット（複合企業）大手ビングループ傘下で、19年半ばに自動車生産を開始。自社工場を北部ハイフォン市で操業し、自動車の年産能力は25万台。ほかにも電気バイクを25万台生産できる。20年1〜3月の自動車販売台数は約5100台で、ブランド別で5位に入っている。
