【亜州ビジネス編集部】
政府は12日の閣議で、輸出競争力の強化を目的に10億4760万バーツを貿易振興基金から拠出する計画を承認した。輸出する製品・サービスの開発・生産支援や、新規市場の開拓などに充てる。13日付クルンテープ・トゥラキットなどが伝えた。
同基金の管理委員会が2021年の拠出計画と21〜25年の長期実行計画を決定し、商務省が閣議提案した。計237事業に資金を割り振る。
◆輸出業者の潜在力開発、付加価値やブランドイメージの創造支援など=62事業、7億1880万バーツ
◆新規市場の開拓、貿易利益の保護、貿易障壁の解決など=161事業、5790万バーツ
◆既存市場の維持・拡大、電子商取引(EC)や新しい流通チャンネルの活用など=13事業、2億2090万バーツ
◆緊急支援策=1事業、5000万バーツ――を計画している。