【亜州ビジネス編集部】
運輸省国道局のサラウット局長は、東北部ブンカーン県とラオス中部ボーリカムサイ県を結ぶ「第5タイ・ラオス友好橋」の建設工事を開始したと明らかにした。建設費は39億3000万バーツ。2023年の完成を見込む。20日付プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。
タイ側の総延長は約12キロメートル。国境のメコン川に架ける国際橋のほか、4車線の接続道路や国境検問所なども建設する。タイとラオスだけでなく、中国、ベトナムを含む4カ国の経済と貿易、投資、観光の振興を見込む。
一方、東北部ウボンラチャタニ県とラオス南部サラワン県を結ぶ「第6タイ・ラオス友好橋」も計画している。建設費は43億6500万バーツ。調査と設計を完了しており、両政府が合意に向けた準備を進めている。22〜23年の着工、25年の完成を見込む。