【亜州ビジネス編集部】
東部チョンブリー県で「MG」ブランドの自動車を生産するSAICモーター―CPは、2014年の生産開始から累計の生産台数が10万台に達したと21日発表した。
10万台目は、今月28日に発売する初のプラグインハイブリッド車(PHV)の「MG HS PHEV」。
同モデルはスポーツ多目的車(SUV)「MG HS」のPHV版で、海外では「eHS」の名称で販売されているもの。
SAICモーター―CPには、中国自動車最大手の上海汽車集団とタイの大手財閥チャロン・ポカパン(CP)グループが出資。WHAイースタン・シーボード2工業団地に工場を構えており、上海汽車の右ハンドル車の輸出拠点となっている。
工場ではSUVのほか、セダンや1トンピックアップトラックなども生産。タイ国内での20年1〜9月のMG車販売台数は前年同期比0.1%増の1万8699台で、国内シェア3.5%の8位だった。