【亜州ビジネス編集部】
「中国・パキスタン経済回廊(CPEC)」構築で初の大型軌道交通インフラ事業が始動した。インドと国境を接するパキスタン第二都市のラホールでは、「オレンジ・ライン」がこのほど正式開通している。総延長約27kmに地下駅2カ所、高架駅24カ所が設けられた。人口密集地帯の交通を担う。経済日報が25日付で伝えた。
当初は1日当たり乗客25万人を輸送する計画で25年には輸送能力を50万人に倍増する予定だ。
投資総額16憶米ドルに(約1680億円)設定し、2015年9月に着工されている。中国輸出入銀行が融資し、中国鉄路総公司と中国北方工業公司(中国兵器工業集団)が共同で整備した。