【亜州ビジネス編集部】
いすゞ自動車は10月29日、タイで車両生産台数が累計500万台を達成したと発表した。生産開始から56年11カ月での達成。
タイでは1963年にトラックの生産委託を開始。66年に生産会社の泰国いすゞ自動車(IMCT)を設立し、1トンピックアップトラック「D-MAX」などを生産してきた。99年には豪州向けを皮切りにピックアップトラックの輸出を開始。2002年には日本で行っていた輸出向けピックアップトラックの生産をタイに完全移管した。現在はピックアップトラックのマザー工場として、世界100カ国以上に車両を供給している。
IMCTの工場は、バンコク東郊サムットプラカーン県のサムローンと同チャチュンサオ県のゲートウエーシティー工業団地にあり、合計の年産能力(2直)は36万1000台。昨年は31万9000台を生産した。
■PPVを刷新
いすゞは28日、タイで生産する乗用ピックアップトラック(PPV)「mu-X」のフルモデルチェンジした新型を発表した。1トンピックの「D-MAX」をベースとした車両で、タイでは11月9日に発売。その後、世界各国で順次展開する。