【亜州ビジネス編集部】
タイ・コメ輸出業協会の発表によると、2020年1〜9月のコメ輸出量は前年同期比31.9%減の404万1841トン、輸出額は15.5%減の844億8100万バーツだった。干ばつによる生産減や、値上がりと通貨バーツの上昇による競争力の低下などがマイナスに影響。同協会は20年通期の輸出量が600万トンを割り込み、19年の760万トンを大きく下回るとの見方を示した。
1〜9月の国別輸出量は、米国が24.9%増の51万9919トンで最大。以下
◆南アフリカ=14.8%減の45万7406トン
◆アンゴラ=2.1%減の27万3883トン
◆ベニン=79.1%減の20万9003トン
◆カメルーン=48.6%減の19万8202トン
◆日本=2.2%減の19万4813トン
◆中国=43.1%減の16万9028トン
――と続いた。
9月の輸出量は前年同月比32.3%減の39万258トン、輸出額は21.2%減の76億4600万バーツだった。同協会は10〜12月の輸出量が月平均40万トンで推移すると予測している。