【亜州ビジネス編集部】
日本の外務省は、ミャンマーに総額427億7900万円の円借款を供与すると発表した。
今月初めに丸山市郎駐ミャンマー大使とマウン・マウン・ウィン副計画・財務・工業相が交換公文に署名した。インドシナ半島を横断する国際道路「東西経済回廊」の橋梁建設など2件の事業に充てられる。
うち橋梁建設は「東西経済回廊幹線道路整備計画(バゴー〜チャイトー間新道路)」に含まれる。同事業の供与額は277億7900万円。幹線道路の整備により物流の効率化を図る。また、老朽化した技術研修所の改修も行い、道路や橋梁を維持・管理するための技術者を育成する。
もう1件の事業は「中小企業金融強化計画(フェーズ3)」で、供与額は150億円。中小企業に資金を提供し、新型コロナウイルス流行の影響を緩和する。
バゴー〜チャイトー間新道路の建設には、アジア開発銀行(ADB)が4億8400万米ドルを融資することも決まっている。