【亜州ビジネス編集部】
商務省流通事業開発局の発表によると、2020年10月の会社設立登記数は前年同月比6%減の5396社だった。新型コロナウイルスに対する懸念がマイナスに影響したものの、政府の国内旅行促進策や消費刺激策を受けて飲食業が回復。2カ月連続で上位3位内にランクインした。プーチャッカーンなどが伝えた。
業種別では、建設業、不動産業、飲食業の順に多かった。飲食業はこれまで外国人観光客の減少が重しとなり、4月から様子見スタンスが強まっていたが、国内旅行者の増加とともに回復傾向にある。全体の登録資本金総額は56%減の437億4600万バーツだった。
一方、倒産数は3%減の2057社で、建設業、不動産業、飲食業の順に多かった。資本金総額は3%減の77億8800万バーツだった。
1〜10月の登記数は前年同期比12%減の5万5574社(資本金総額は32%減の1921億2900万バーツ)、倒産数は12%減の1万2450社(33%減の556億9100万バーツ)。同局は、20年通期の登記数を前年比10〜16%減の6万〜6万4000社と予測している。