【亜州ビジネス編集部】
東京ガスは26日、ジャワ島を中心にガス配給事業を手掛ける2社の株式を取得したと発表した。同社のグループが海外のガス配給会社に出資するのは今回が5件目。二酸化炭素(CO2)排出量の多い液体燃料から天然ガスへの切り替えを同国で推進する。
シンガポールの完全子会社、東京ガスアジアを通じて、スーパー・キャピタル・インドネシアの子会社スーパーエナジーの株式33.4%と、孫会社エナジー・ミナ・アバディの株式約18%を取得した。
両社はジャワ島を中心に事業を運営。従来は利用していなかった石油採掘時の随伴ガスや小規模ガス田由来の天然ガスを精製・圧縮し、高圧シリンダーに充填(じゅうてん)して産業用の顧客に供給している。