【亜州ビジネス編集部】
大和ハウスグループの大和物流は2日、ホーチミン市に完全子会社の大和物流ベトナムを設立したと発表した。
製造業や商社、流通業などの顧客に、企業の物流を一括して請け負う3PL(サード・パーティー・ロジスティクス)や、国際一貫輸送サービスを提供する。
同子会社は資本金286万米ドル。当初は利用運送業をメーンに始動し、来年には倉庫事業や倉庫賃貸事業に進出する。将来は他社との提携で国内の陸上輸送事業へと業容を拡大する。
新会社は東南アジアで唯一の現地法人となる。今回の現地法人設立を皮切りに同地域や周辺国への進出を本格化したい考え。昨年5月に開設した同市の駐在員事務所を情報収集拠点として、市場調査や事業化調査などを引き続き推進する。