【亜州ビジネス編集部】
三菱商事は8日、ミャンマー国鉄から246両の新型車両を受注したと発表した。
最大都市ヤンゴンの環状鉄道向けの66両と、ヤンゴンと第2の商業都市マンダレーを結ぶ幹線鉄道向けの180両を、2023〜25年にかけて順次納入する。
契約総額は690億円。日本の円借款で賄われる。納入する車両は、スペイン最大手の鉄道車両メーカー、CAFが日本製の機器類を採用して製造する。
両路線とも老朽化した設備の改修・近代化事業が円借款で実施されている。23年までの完工を予定。ヤンゴン環状線は所要時間が現在の170分から110分に、ヤンゴン・マンダレー線は15時間から8時間程度にそれぞれ短縮される。