【亜州ビジネス編集部】
住友電気工業は22日、バンコクの信号システム事業向けの機材と信号制御ソフトウエアを受注したと発表した。2022年1月の運用開始を予定。交通量が多い戦勝記念塔周辺の渋滞低減と交通流の最適化に使用される。
交通管制システム中央装置と信号制御ソフトウエア、車両感知器を納入する。交通管制システム機器の製造などを手掛ける地場系ジーニアス・トラフィック・システムから受注した。
ジーニアスが国際協力機構(JICA)タイ事務所から受託した「モデル地域交通管制システムの構築を通じたバンコク都交通渋滞改善プロジェクト」の一部を構成する。
ジーニアスは、情報技術(IT)機器メーカーのフォース・コーポレーションの傘下企業。住友電工によると、タイ国内での信号機納入で豊富な実績を持つという。