【亜州ビジネス編集部】
日本製鉄は24日、ブリキなどを製造販売するサイアム・ティン・プレート(STP)を連結子会社化すると発表した。
来年2月をめどに他の既存株主が保有する株式を取得。ブリキ原板の製造拠点であるNS―サイアム・ユナイテッド・スチール(NS-SUS)と一体的に運営し、経営基盤の強化を図る。
住友商事グループやメタルワンなどから株式を買い取り、出資比率を15.6%から約90%に引き上げる。残り約10%はタイ株主が保有する。
STPは1988年設立で、資本金8億バーツ。東部ラヨーン県のマプタプット工業団地にブリキとティンフリースチールの工場を構えており、年産能力はブリキが14万トン、ティンフリーが12万トンに上る。