【亜州ビジネス編集部】
ベトナム政府は来月、1999〜2008年に製造された自動車に対して排ガス規制を強化する。現在は政府が定める3段階の排ガス規制のうち最も低い「レベル1」が適用されているが、来年から「レベル2」に引き上げる。これにより排ガスにおける一酸化炭素(CO)濃度は3.5%、炭化水素(HC)濃度は800ppmを下回る必要がある。VNエコノミーなどが25日付で伝えた。
各地の車両登録センターで使う排ガス検査用のソフトウエアは、既に新規制に対応。定期的に行われる登録更新時の試験で、レベル2を満たさない車両を自動で検出する。ベトナム登録局(VR)は、現状でもレベル1を満たさない旧型車が多いとし、自動車オーナーに対してエンジンの整備を頻繁に行うよう呼び掛けている。