【亜州ビジネス編集部】
電気設備工事のJESCOホールディングス(本社:東京都新宿区)は25日、地場同業のPEICOコンストラクション(本社:ハノイ市)と業務提携したと発表した。ハノイ地域で日系企業などの工事受注実績が豊富なPEICOと組むことにより、同地域での設計・調達・建設(EPC)事業を強化する。
業務提携の内容には、ハノイでの協業や人材交流・活用・育成面での協力、資本関係の検討が含まれる。JESCOはハノイでこれまで現地法人を通じて設計・積算業務を中心に事業を展開する一方、電設工事は主に南部のホーチミン市で実績を積んできた。
PEICOは2007年設立。電設工事や土木工事を手掛け、19年の売上高は4億8800万円、同年末の総資産は1億9200万円だった。これまでキヤノンやホンダなどの現地工場の電設工事を手掛けたほか、JESCOが設計施工したハノイのノイバイ国際空港第2旅客ターミナル新築工事の電設工事を担当した実績もある。