【亜州ビジネス編集部】
中国工業情報化部の肖亜慶・部長は28日、2021年も第5世代(5G)移動通信ネットワークの拡大に注力し、年間で基地局60万カ所以上の新設を目指す考えを示した。基地局インフラの共同建設・共有を通じて、国内主要都市をカバーしていく構えだ。複数メディアが伝えた。
さらに同部では、ネットワークのレベルアップも推進。ギガワット級ネットワークのユーザー数を2億人以上に引き上げる計画としている。
同部が今月24日に発表したデータによると、20年に新たに設置された5G基地局は58万カ所。うち33万カ所は共同運用のシェアリング基地局となっている。また、5G対応の携帯端末は、今年通年の国内出荷が概算1億4400万台。199機種が新規に市場投入された。中国全体に占める5G比率は、それぞれ出荷の51.4%、新機種の47.7%に達している。