【中国】国薬コロナワクチン予防効果79%、上市申請を提出

【亜州ビジネス編集部】

国有製薬会社、中国医薬集団(国薬集団:シノファーム)傘下の中国生物技術は12月30日、新型コロナウイルス感染症ワクチン治験の初期分析結果を発表し、79.34%の予防効果が確認されたと報告した。中和抗体陽転率(免疫ができる割合)は99.52%に達している。中国の国家薬品監督管理局に対し、正式に上市申請を提出したことも明らかにした。

中国生物技術が開発するワクチンは不活化型で、第3相試験(フェーズ3)が進められていた。中国生物技術によると、同ワクチンに重大な安全性の懸念はなく、2回の接種後に高い抗体生成率を確認したという。今回の治験データは、世界保健機関(WHO)や中国当局の基準を満たす内容だったと同社は説明した。

なおこれまでの報道によると、米ファイザー、米モデルナが開発したワクチンの有効性はそれぞれ95%、94%に達するとされる。


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