【亜州ビジネス編集部】
政府は、2020年6月半ばに導入した乗用車の販売サービス税(SST)減免措置を半年延長する決定を下した。
新型コロナウイルス禍で低迷した自動車産業への支援を継続する。ニュー・ストレーツ・タイムズが伝えた。
当初は20年末まで適用の予定だったが、業界からの要望も強く、21年6月30日まで延長。これまでと同様、SSTを国産車について100%、輸入車について50%カットする。
減免措置の延長はマレーシア自動車協会(MAA)が強く訴えていた。財務省は12月23日、MAAの提案を退ける声明を出したが、その後に方針転換した。
20年の新車販売は、新型コロナの影響で特に第2四半期に低迷。SST減免により第3四半期以降に上向いており、減免措置を半年延長することで今後も安定した販売が見込まれる。