【亜州ビジネス編集部】
インテリア専門商社のサンゲツ(本社:名古屋市西区)は15日、内装材販売を手掛ける子会社グッドリッチ・グローバル・ホールディングスを完全子会社化したと発表した。意思決定の迅速化を通じてグループ内の連携を強化し、東南アジア事業の拡大を図る。
創業者で先月末まで最高経営責任者(CEO)を務めてていたチャン・チョンベン氏から、同日付で株式30%を追加取得した。取得額は1250万シンガポールドル(約9億7500万円)に上る。
グッドリッチは2004年設立で資本金1100万4000シンガポールドル。東南アジアや中国、インドなどで事業展開しており、20年の売上高は4373万1000シンガポールドル、営業損益は56万5000シンガポールドルの赤字だった。サンゲツは17年に株式70%を取得して子会社化した。