【亜州ビジネス編集部】
シャープは15日、子会社のシャープエネルギーソリューション(SESJ)がタイ中部にあるミネベアミツミの工場2カ所に屋根上設置型の太陽光発電システムを設置したと発表した。
出力は合計で5メガワット(MW)。年間で二酸化炭素(CO2)排出量を4000トン削減し、工場の電気料金を2550万バーツ削減できると見込む。
バンパイン工場とロッブリー工場の屋根に太陽光パネルを設置。昨年末までに稼働させた。総設置面積は3万平方メートル。ミネベアミツミは各国の拠点に太陽光発電システムを導入する計画で、今回の案件は第1弾となる。
同社は80年にアユタヤ工場を設けてタイに進出。これまで累計で1000億バーツを投資した。現在は9拠点でベアリングやモーターなどを生産し、世界生産高の3割以上を占める重要拠点となっている。従業員数は進出日系企業で最大の3万2000人に上る。