【亜州ビジネス編集部】
日新電機(本社:京都市右京区)は、北部バクニン省の工場内に新エリアを設け、コーティングの受託事業を開始したと発表した。
自動車部品製作などに使用される切削工具や各種金型などに、摩耗を防ぎ、滑りやすくするためのコーティングを行う。
現地法人の日新電機ベトナムが昨年7月に新エリアを設置。「窒化物コーティング」「DLCコーティング」と呼ばれるコーティングの受託サービスを開始した。
新型コロナウイルス流行の影響で始動が遅れていたが、昨年秋ごろから営業活動を本格化し、受注が増えているという。経済成長が続くベトナムでは自動車生産が拡大する見通しで、自動車業界向けのコーティング需要に期待できるとしている。
同社はハノイ市から北東に30キロメートルほどのティエンソン工業団地に工場を構えている。これまで装置・部品の受託生産を中心に事業を行ってきた。