【亜州ビジネス編集部】
横河電機は25日、子会社のヨコガワ・インドネシアが北スラウェシ州のラヘンドン地熱発電所向けに蒸気生産輸送設備(SAGS)の制御システムを受注したと発表した。既存のシステムを更新する。
発電所を運営する国営石油プルタミナ傘下のプルタミナ・ジオサーマル・エナジー(PGE)から受注した。6つの発電設備のうち1〜4号機のSAGS向けに、制御システムや無線伝送器、圧力伝送器、流量計を納入。エンジニアリングや据え付け、試運転、作業員の訓練なども担当する。完成後は1〜4号機のSAGSと発電設備が全て横河電機のシステムに制御されることになる。
同発電所は出力120メガワット(MW)で、地熱発電所としてはインドネシア最大級。PGEは国内の地熱発電の88%を担っている。